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潮回りの読み方

最終更新:2026年8月7日

潮の満ち引きは、月と太陽の引力によって起こります。その大きさは日によって変わり、「大潮」「中潮」「小潮」などと呼び分けられます。ここでは、その仕組みと読み方を整理します。

潮が動く仕組み

海面の高さが上下するのは、月と太陽が海水を引っ張っているためです。引力は距離の影響を強く受けるため、太陽よりはるかに小さい月のほうが、潮に対しては約2倍の影響力を持ちます。

地球は約24時間で1回転しますが、その間に月も公転で少し進みます。そのため満潮から次の満潮までは約12時間25分となり、満潮・干潮の時刻は毎日およそ50分ずつ遅れていきます。昨日と同じ時間に同じ潮位にはなりません。

大潮・中潮・小潮の違い

月と太陽の位置関係によって、引力の働き方が変わります。

呼び名月の位置干満差
大潮新月・満月の前後最も大きい
中潮大潮と小潮の間中くらい
小潮上弦・下弦の前後小さい
長潮小潮の終わり最も小さい
若潮長潮の翌日再び大きくなり始める

新月と満月のときは、月と太陽が地球から見て一直線に並びます。両方の引力が重なるため干満差が最大になり、これが大潮です。逆に半月のときは月と太陽が直角の位置にあり、引力が打ち消し合って小潮になります。

この周期はおよそ15日で一巡し、旧暦の日付と対応しています。旧暦1日が新月、15日前後が満月にあたるため、旧暦を見れば潮回りの見当がつきます。

「潮が動く」とはどういうことか

釣りの場面では、潮位そのものより変化の速さが話題になります。満潮や干潮の前後は潮位の変化が小さく「潮止まり」と呼ばれ、その中間で最も速く動きます。

潮がよく動く時間帯は魚の活性が上がる、というのは広く言われている経験則です。ただし実際の潮の流れは地形に大きく左右されます。湾の奥と外洋では、同じ干満差でも流れ方はまったく異なります。潮位の変化量と潮流の速さは別のものだと理解しておくのが安全です。

潮位の数値を読むときの注意

潮位は「潮位表基準面」という基準からの高さで表され、この基準面は地点ごとに異なります。そのため、ある港の「80cm」と別の港の「80cm」を単純に比べることはできません。同じ地点の中で、高いか低いか、上げているか下げているかを見るための数値です。

また、公表されている潮位は月と太陽の位置から計算した天文潮位です。台風や強い低気圧が近づくと、気圧や風の影響で実際の潮位が大きく変わることがあります。
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