「マヅメ」は、日の出前後と日の入り前後の、空の明るさが大きく変わる時間帯を指す言葉です。釣りの世界では古くから重視されてきました。
朝マヅメは夜明け前から日の出後にかけて、夕マヅメは日の入り前から日没後にかけての時間帯です。漢字では「間詰め」と書かれることがありますが、語源には諸説あります。
明確な定義はありませんが、一般には日の出・日の入りの前後1時間程度を指すことが多いようです。空が白み始めてから完全に明るくなるまで、あるいは日が傾いてから暗くなるまでの移り変わりの時間、と捉えるとイメージしやすいと思います。
理由として挙げられるものはいくつかありますが、いずれも決定的に証明されたものではありません。よく語られるのは次のような説明です。
| 説明 | 内容 |
|---|---|
| 光量の変化 | 薄暗い時間帯は魚から仕掛けが見えにくく、警戒されにくい |
| 捕食のタイミング | プランクトンの動きに合わせて小魚が動き、それを追う魚も動く |
| 水温の変化 | 日中と夜間の境目で水温が動く |
魚種や季節、場所によって当てはまり方は変わります。「マヅメなら必ず釣れる」というものではなく、条件が揃いやすい時間帯のひとつ、という理解が実態に近いはずです。
日の出・日の入りの時刻は季節によって数時間ずれます。関東地方の場合、夏至の頃は日の出が4時半前後、冬至の頃は7時近くになります。夕方も同様に、夏は19時過ぎ、冬は16時半頃と大きく差があります。
つまり「朝5時がマヅメ」という覚え方は成立しません。出かける日の日の出・日の入り時刻を、そのつど確認する必要があります。
マヅメの時間帯と、潮がよく動く時間帯が重なる日があります。両方の条件が揃うタイミングとして注目されることが多いのですが、これも経験則の範囲です。